港湾技能研修センターが開所式 訓練用の大型ガントリークレーンなど新設

20191001港湾技能研修センター

 港湾運送業の職業訓練や港湾労働者年金の運営を手がける港湾労働安定協会(東京都港区)は1日、神戸市中央区のポートアイランドに新設した研修施設「港湾技能研修センター」の開所式を実施した。神戸市の久元喜造市長に加え、日本港運協会の久保昌三会長(上組会長)など港湾関係者や国土交通省、厚生労働省の関係者らが出席。同研修センターは今春から一部で利用を開始していたが、10月から本格運用を開始する。これを記念したテープカット(写真)を実施し、高度な技能を持つ港湾人材の育成に期待を込めた。

 港湾労働安定協会の溝江輝美会長(辰巳商会=大阪市港区=会長)は「新たに設置した各種の訓練機器を活用し、港湾現場の実態に則した、さらに実戦的な訓練を行うとともに、事業主のみなさまのニーズに合致した訓練の実施に取り組んでまいりたい」と、あいさつした。

 一方、久保会長は、足元の人手不足もあって人材育成は「業界として取り組むべき喫緊の課題」と述べ、同研修センターへの期待を語った。久元市長は「世界の港湾はいろいろな激しい競争をしているが、優れた人材をどう育てるのか、どう招き入れるのかというのも大きな競争の中にある」と話して、同センターの役割を強調した。

 続いて国交省の高田昌行港湾局長があいさつし、厚労省の小林洋司職業安定局長のあいさつを達谷窟庸野(たがや・のぶなお)審議官が代読した。さらに赤羽一嘉国交相と、加藤勝信厚労相のメッセージも紹介された。

 敷地面積は約6万2000平方メートル。今年度で運用を終える豊橋市の港湾技能研修センターに比べ、敷地面積は約2倍に拡大。研修宿泊棟や実習棟、実習場、自動車教習コースなどで構成する。訓練機器としては国内外でも珍しい、スーパークラスと呼ばれる大型コンテナ船に対応したガントリークレーンを備える。当面は従来の研修センターと同様の年間1500人程度の研修を受け入れる予定だ。ただ数年かけて追加の施設整備を終えた後は、年3000人程度の受け入れをめざす。

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