神戸製鋼、長府製造所の製造子会社を吸収合併 自動車軽量化の事業強化で

 神戸製鋼所は27日、長府製造所(山口県下関市)でアルミ押し出し工場の製造請負を手がける全額出資の子会社「神鋼ファブテック」を吸収合併すると発表した。2020年4月1日付で合併する。世界的な環境規制の強化で自動車の軽量化が進む中、アルミ製のバンパーやドアビームといった部材に需要が高まったことに対応する。同社はコスト削減などを目的に1986年12月に同事業の製造現場を別会社化したが、顧客ニーズも高度化するなかで、二重組織体制を解消する必要があると判断した。

 米欧では温暖化ガスの排出削減などを目的にした燃費規制の強化などもあり、軽量で高強度である素材に関心が高まっている。このため神戸製鋼はアルミ製の部材に対する需要が一段と高まるとみて、アルミ押し出し事業を「自動車軽量化戦略」の重点事業と位置付ける。2016年に設立した米製造拠点では量産体制を整えて今月、開業式典を開いていた。今後も同事業を拡大するのに、意思決定の迅速化や生産力の強化は欠かせないとみている。

 全額出資子会社の吸収合併のため、2020年3月期の連結業績への影響は出ない見込みだ。

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