さんセンタープラザ3館「区分所有者400人超で合意形成が重要」 神戸市副市長

 神戸市の油井洋明副市長は25日の神戸市議会本会議で、神戸市中央区の商業ビルで三宮センター街に面するさんプラザ、センタープラザ、センタープラザ西館の3館について「建て替え、再整備に向けて基礎的な調査を進めている」と説明した。そのうえで「各館とも100人以上、3館合わせて400人を超える区分所有者が所有するビルであることから、合意形成が重要と考えている」と強調。神戸市は区分所有者らに三宮再開発の進行状況や、他都市の事例などを情報提供して、再整備への機運醸成を進めたい考えという。

  さんセンタープラザの3館は1970〜78年に順次開業してから、すでに40年以上が経過。老朽化を指摘する声が目立っている。このため神戸市が基礎的な調査の一環として、「全館建て替えの場合や、個別建て替えの場合など、建て替え方によって建築や設備にどういった課題が生じるか整理している」という。さらに油井氏は3館が「再開発事業の前身である市街地改造事業で建設したため、建て替える場合は再々開発になることから、事業手法について研究すると同時に、国との協議を行なっている」とも説明した。

 もっとも現段階では「区分所有者が今後のビルのあり方について議論を始めようとしているところ」といい、「具体的なものではない」としている。

 山本憲和市議(維新、北区)の質疑に対する答弁。

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