井戸兵庫知事、19年度税収が想定下回る見込み示す 不足100億円か・県議会開幕

20180731兵庫県庁舎

 第345回兵庫県議会が24日、開幕した。同日に開いた本会議で提出した議案について説明した兵庫県の井戸敏三知事は、足元の財政状況について「法人関係税や地方消費税を中心に、当初予算計上額の確保は厳しい状況と見込まれる」と明らかにした。米中貿易摩擦などによる中国経済の減速などが影響しているという。減収補てんを目的とした兵庫県債の発行などで補うとした。(写真は兵庫県庁=資料)

 同日の定例記者会見で井戸氏は、さらに詳しく説明。企業収益の伸び悩みで法人税が伸び悩んでいるほか、輸出入の減少で外国貨物を保税地域から引き取る際にかかる地方消費税の貨物割が、「厳しい状況」という。伸びてはいるが「われわれの思った水準には達しない感じ」見通しで、「100億円程度は思ったよりも下回るかもしれない」という。

 想定した税収を下回る金額が大きくなれば、減収補てん債の発行だけでは補えない可能性も出てくる。「その場合は(税の)徴収を強化するのに合わせて、(次年度に)先送りできるものは送るなど、対策も必要になる」という。一方で、補正予算で計上したインフラ強化など「緊急を要する事業はしっかりやっていかなくてはならない」といい、税収をにらみながら2019年度下期の予算について調整を続ける必要があることを強調した。

 今回の県議会では19年度補正予算案のほか、18年度の決算に加え、瀬戸内海の栄養不足対策を目的に排水中の窒素やリンなど「栄養塩」濃度を維持する目的とした条例改正案など全49議案を審議する予定だ。会期は10月25日までを予定する。

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