神戸電鉄、中国語の需要増で通訳機「ポケトークW」採用 有馬温泉と有馬口で
- 2019/09/14
- 01:03
神戸電鉄は有馬温泉と有馬口の2駅で、ソースネクストのAI(人工知能)通訳機「ポケトークW」を採用した。13日から両駅に配置し、外国人の乗客に接客する際に活用する。訪日外国人観光客の間で人気が高まる有馬温泉に向け、外国人の乗客が増加したのに対応する。特に翻訳が必要になる機会が増えている、中国語での対応を円滑化したい考えだ。(写真は有馬口駅に停車する神戸電鉄の電車=資料)
神戸電鉄によると有馬温泉に向かう外国人観光客は2014年ごろから急速に増えたという。神戸側の始発駅である新開地からから有馬温泉に向かうには、有馬口で乗り換えるため、外国語での問い合わせへの応答や案内の必要が出てきた。これまでにもタブレット式の翻訳ツールを導入したことがあったが、より使い勝手の良い専用の翻訳機に切り替えた。
外国人乗客の増加を受けて、神戸電鉄は接客の多言語化を進めている。車内放送は日本語と英語の2カ国語で実施。切符の自動販売機や精算機も、日英の2カ国語で表示できる。有馬温泉と鈴蘭台では、駅周辺の施設を案内する「タッチパネル式総合インフォーメーション」で、日本語、英語、中国語、韓国語に対応している。
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