三宮再開発 JR三ノ宮南側での交通社会実験、外周道路へう回の傾向を確認

20190909交通社会実験初日

 神戸市は9日午後に開いた都心三宮再整備推進会議(会長・加藤恵正・兵庫県立大教授)の第5回会合で、7月2〜31日に実施したJR三ノ宮駅の南側の幹線道路「中央幹線」を約350メートルにわたって車線数を減らす社会実験の結果を報告した。中央幹線の車線数を減少させたことが知れわたった実験終盤には、同区間の交通量が減少。三宮を通過する車両が、山側や浜側の幹線道路にう回する傾向が確認できたという。(写真は社会実験中の様子=7月2日)

 社会実験では、三宮交差点〜中央区役所前交差点の約400メートルで最大10車線を6車線に減らす車線規制を実施。さらに三宮交差点では、JR三ノ宮駅南とそごう神戸店北側の南北に道路を横断する横断歩道の設置をにらんで、信号が変わる間隔を変更した。三宮交差点をほぼ歩行者専用にして三宮周辺の回遊性を高める「三宮クロススクエア」構想に向けて、データ収集することなどが目的だ。

 山手幹線、中央幹線、浜手幹線(国道2号線)のそれぞれフラワーロードのやや東で断面交通量を計測したところ、実験前の6月18日は合計で6万376台の車両が通過し、このうち中央幹線は2万6389台と全体の43.7%を占めた。一方、実験終盤の7月25日には合計で6万3054台、うち中央幹線は2万5153台で割合は39.9%に低下。山手・浜手の幹線に通過交通がシフトした結果、三宮交差点など周辺の混雑状況は、実験開始直後こそ目立ったが、実験終盤には実験前と同程度に収束する場所が多かった。

 ただ三宮交差点の北側からの流入部では、南に直進するバスと、東へ左折する一般車が交錯することによる混雑が発生するなど、新たな課題も確認できたという。神戸市の都心再生本部の担当者は「これらの課題は兵庫県警など関係機関と協議を進め、(三宮クロススクエアの)設計に生かしていきたい」と報告していた。

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