シスメックスの血液検査機器が「未来技術遺産」に 国立科学博物館

20190905シスメックスcc-1001

 科学技術の発達に大きな意義があるとする重要科学技術資料(愛称・未来技術遺産)の2019年度登録分26件を国立科学博物館が発表。この中に現在のシスメックスである東亜医用電子が1963年に開発した血液検査機器「自動血球計数装置 CC-1001」(写真=シスメックス提供)が選ばれた。同社が発売した自動血球計数装置の1号機だ。10日付で登録し、東京都台東区の同博物館で登録証などの授与式を同日開催する。

 血液中の赤血球や白血球の数、大きさを分析する血球計数検査(ヘマトロジー)は、健康診断や病気の診断・治療で重要な役割を占める。シスメックスは電極の間の小さな穴を血球が通過する際の、かすかな電流の揺らぎを検出して、血球の数を計測する方法を実用化。それまで顕微鏡を使って目視で数えていた血球数の計測を自動化した。現在シスメックスは、ヘマトロジー分野で世界シェアのトップを獲得している。

 CC-1001は9月10〜23日に、東京・上野の国立科学博物館で展示する予定だ。19年度の登録分はこのほか、ヤマハのエレクトーン「D-1」やシンセサイザーの「DX7」、キヤノンが1935年に製造した小型カメラ「ハンザ・キヤノン」、電電公社(現在のNTT)が1977年ごろに製造した、光ファイバー量産法の開発に向けた実験装置などが選ばれた。未来技術遺産は19年度登録分で285件になった。

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