神戸ポートピアホテルで10日間だけディスコ復活 24年ぶり「おもてなし事業」で
- 2019/09/01
- 22:06
神戸ポートピアホテルでは25日〜10月8日のうち10日間、およそ24年ぶりにホテル内のディスコを復活させるイベント「MUSIC & DANCE @KOBE PORTPIA Night 2019」を開催する。ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会の4試合がノエビアスタジアム神戸(御崎公園球技場、神戸市兵庫区)で開催される時期に合わせ、神戸観光局が呼びかけて開催する「おもてなし事業」の一環だ。国内外から神戸を訪れる観戦客に向け、試合開催日や前後などに、華やかなナイトライフを提供する。
現在はパーティー会場などに使われている同ホテル南館3階の「キーノーツ」。1988年3月にオープンして以来、阪神淡路大震災の前日である95年1月16日までディスコとして営業していた。ミラーボールやディスコライト、壁面に取り付けたネオンサインなど1980年代後半の設備をそのまま使用。これが21世紀の「クラブ」世代にとっては、むしろ新鮮に映るという(動画=8月30日のメディア招待会)。音楽は70〜80年代といった往年のディスコサウンドから最新のものまで、幅広く取り上げる予定。あくまでダンスがメーンとあって提供する食事は軽食が中心だ。
同ホテルの伊藤剛・取締役総支配人は「かねて夜の活性化が課題だと考えていたところ、神戸観光局から『おもてなし事業』の呼びかけがありディスコに結びついた」という。開催日は9月25〜30日、10月3・4・7・8日の合計10日だ。このうち金曜日の9月27日と10月4日は、FM COCOLOとFM802の人気ディスクジョッキー(DJ)が登場する予定だ。料金は当日券が3000円、ホームページ限定の前売り券は2500円(9月27日と10月4日は当日4000円、前売り3500円)。このほかソファ席とシャンパンなどがセットになったVIP席の料金設定もある。
実は神戸のキーノーツは、バブル崩壊直後の1990年代前半に「ジュリアナ東京」で有名になった、当時の英ジュリアナズ社が日本にオープンさせた1号店だったという。当時キーノーツの開店に合わせて英国から来日したDJのアラン・ギブソンさんも、10日間のうち何度か担当する予定だ。偶然にもイングランド、スコットランド、アイルランドと英国に関連するチームの試合が神戸では多い。事前のアピール次第では、英国からの訪日客が高い頻度で立ち寄る場所になる可能性もありそうだ。
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