(動画)「京」シャットダウン式典 理研の松本理事長「世界中の研究者を支援」


2019/08/31 に動画を追加しました。


(あいさつなどを除いた短い動画はこちら

 理化学研究所は30日、神戸市中央区のポートアイランドにある計算科学研究センターで16日に運用を終えたスーパーコンピューター「京」のシャットダウン(電源を切る)式典を開催した。松本紘理事長はあいさつし、「日本のみならず世界中の研究者をサポートした」と述べ、大型研究インフラとして重要な役割をはたしたことを強調した。式典には「京」の神戸誘致に関係した国会議員、理研関係者や研究者、開発・製造に携わった富士通の関係者など200人を超す人が集まった。

 シャットダウンは「京」の機器全体を4分割して実施。文科相経験者である河村建夫元官房長官、渡海紀三朗元首相補佐官に加え、文科省の山脇良雄審議官と松本理事長が順に電源を操作。電源を操作するごとに、計算機室内の照明を変える演出を付けた。(写真)

 9月からは「京」の撤去が始まり、次世代機「富嶽(ふがく)」の建造を進める。すでに主要な部品の製造は富士通の工場などで製造は始まっているという。富士通の時田隆仁社長はあいさつの中で、新たに建造する富嶽について「従来のスーパーコンピューターが得意とするシミュレーションだけでなく、ビッグデータ解析やAI(人工知能)活用に適用できる、『ソサエティ5.0』の実現を支える基盤になるとの期待に答えられるよう、全力で取り組んでいる」と話していた。

 富嶽の完成は2021年ごろになる見込み。それまではスーパーコンピューターの「空白期間」になる。式典の終了後に記者団の取材に応じた松岡聡・計算科学研究センター長は「(スーパーコンピューターが)止まっている期間を最短にすることが第一」と強調。停止期間は全国の研究機関が保有する高性能のコンピューターをネットワークでつないで補うが、「とにかく1日でも早く富嶽を使えるようにするのが当センターの使命」と意気込んだ。

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