ドーン、110番でのビデオ通話で実証実験を開始 兵庫県警と連携

 地理情報システム(GIS)を使ったサービスを開発・提供するドーンは20日、兵庫県警察本部と連携してスマートフォン(スマホ)で110番通報する際にビデオ通話を利用するシステムの実証実験を開始したと発表した。実証実験は同日から9月10日まで実施する。通報現場の視覚的な情報を、リアルタイムで収集できるようになり、より的確な警察の動きにつなげられるか検証する。

 サービスの名称は仮称だが「Live110」としている。ドーンが消防機関向けに開発して4月に発売した映像通報システム「Live119」をもとに、警察本部向けに開発した。110番の通報者はスマホの内蔵カメラを使ってビデオ通話する。これまで音声だけでは伝達できなかった事故現場、事件現場の様子を映像で伝えることで、警察が被害の程度などをこれまでよりも迅速に判断できる可能性がある。

 110番通報の発信元になる電話番号宛に、警察からウェブサイトの案内を送付。通報者がこれを表示することで、ビデオ通話が始まる。事前に専用アプリをダウンロードする必要がなく、通常は110番通報など想定していない、一般の人でも簡単に警察とのビデオ通話ができるように設計。多くのケースで活用できるようにした。

 災害対応など正確な現場情報を迅速に収集することが行政の課題になっている。一方でスマホの高機能化が進んでおり、カメラの解像度も向上。さらに次世代通信規格「5G」の普及で、行政の災害対応などに映像情報の活用が進む可能性も高く、これらに対応したシステムが国内外で広く使われることに期待が高まっている。

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