日本製麻の4〜6月期、最終赤字1200万円 産業資材・マットが不振
- 2019/08/10
- 23:03

日本製麻が9日発表した2019年4〜6月期の連結決算は、最終損益が1200万円の赤字(前年同期も同額の赤字)だった。産業資材事業とマット事業の不振が響き減収だったが、為替差益の増加や、前年同期に計上した投資有価証券の評価損がなくなったことなどが下支え。税金費用の増加もあったが、前年同期と同水準の最終赤字幅にとどまった。
売上高は前年同期比2%減の9億1300万円、営業損益は1200万円の赤字(前年同期は200万円の赤字)になった。産業資材事業は援助米用の樹脂袋の販売減などで、売上高は前年同期比9%減の1億4400万円。軽自動車向けなど安価な製品の販売が増えた自動車用マット事業の売上高は3%減の4億6000万円。食品事業はカレーの販売が好調で、売上高は3%増の3億600万円だった。
20年3月期の連結業績予想は据え置き。最終損益は6300万円の黒字(前期はトントン)を見込む。食品事業はレトルト関係を中心に、改善の方向で進んでいるという。
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