六甲バターの1〜6月期、税引き益29%減 新工場の減価償却負担で

20190809六甲バタ決算

 六甲バターが9日発表した2019年1〜6月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比29%減の10億円だった。健康志向や「家飲み」需要などを背景にチーズ製品の販売が好調に推移して増収だったが、4月に稼働した新工場「神戸工場」(神戸市西区)の減価償却が始まり、負担増が影響した。

 売上高は3%増の261億円、営業利益は23%減の16億円になった。原料チーズ価格は前年同期に比べてやや上昇したが、販売数量の増加で吸収した。部門別の売上高はチーズ部門が2%増の248億円、チョコレート部門が17%増の8億6600万円、ナッツ部門が4億2700万円などだった。

 純利益は営業利益は従来の会社予想(9億4000万円、14億円)をやや上回った。海外から原材料を輸入する同社は従来予想で1ドル=115円を前提と、為替レートを保守的に想定していた。実際は110円近辺で推移したことから、収益が上振れた。

 19年12月期の業績予想は据え置いた。税引き利益は前期比52%源の14億円を見込む。最も予想の前提は1ドル=115円が前提で、円高・ドル安が進めば収益は上振れる可能性があるという。

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