上組の4〜6月期、純利益13%増 港湾運送や工場内物流が堅調

20190809上組決算

 上組が9日発表した2019年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比13%増の52億円だった。港湾運送・工場内物流が堅調に推移した。持ち分法適用だった冷凍冷蔵庫の日本ポート産業(神戸市東灘区)が連結対象に加わったほか、特別利益に有価証券売却益の1億2400万円を計上したのも寄与した。

 売上高に相当する営業収益は3%増の707億円、営業利益は8%増の65億円だった。多様化する顧客の需要に、きめ細かく対応する施策が奏功した。国内物流事業の営業収益は3%増の588億円、国際物流事業は9%増の88億円、重量貨物運搬事業などその他は2%増の69億円だった。

 2020年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比微増の184億円を見込む。

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