ワールド、衣料品各社の余剰在庫削減で新業態 ゴードンと新会社・9月新店舗

20190801アンドブリッジ

 アパレル大手ワールドと、コンサルのゴードン・ブラザーズ・ジャパン(東京都千代田区)は、アパレル各社の余剰在庫を仕入れて低価格で販売する新業態「アンドブリッジ」で共同出資会社を設立したと発表した。1億5000万円の資本金を折半出資した。9月中旬、さいたま市西区の「にしおおみやファッションモール」に「&Bridge(アンドブリッジ)」1号店をオープンする。(イメージ図=ワールド提供)

 ファッション業界だけでなく、製品の大量生産と大量廃棄が国際的に問題視されている。これまで国内では、アウトレットを通じて1シーズン前の商品など自社の余剰在庫を格安で販売するケースはあった。ただ米国では自社以外の余剰在庫を仕入れて格安で販売する業態「オフプライスストア」が広がりつつあり、こうした流通経路を日本でも確立する。アンドブリッジは、ワールドグループ以外の余剰在庫も仕入れて、アパレルや生活雑貨などを格安で販売する計画だ。

 ゴードンは動産評価や在庫処分による店舗の経営立て直しなどを手がけ、商品調達力が強み。販路の最適化なども検討する。一方でワールドは、傘下に古着のセレクトショップなどもあり2次流通のノウハウを持つ。両社の強みを出し合って、オフプライスストアの業態を構築する。

 新店舗は「常に旬で豊富な品ぞろえ」をめざす。1点物も取り扱う。約300坪と広い店内に、幅広いアパレルメーカーのブランドをそろえる。店内の什(じゅう)器や、ショッピングバッグなどはリサイクル、リユースを基本に設計する。店舗運営や商品管理にはワールドグループのデジタルプラットフォームを応用し、早期に店舗運営を確立する。具体的な今後の出店計画は明らかにしていないが、都市近郊の店舗展開や、ネット通販の展開なども想定しているという。

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