神戸市と500の起業家支援「ヘルステック」対象に 神戸の特徴、生かす内容

20190729神戸医療産業都市

 神戸市は29日、米有力ベンチャーキャピタル(VC)の500スタートアップス(カリフォルニア州)と共同で展開している起業家育成プログラム「500 Kobe Accelerator(アクセラレーター)」について、4年目である2019年度は神戸医療産業都市と連携して実施すると発表した。募集するスタートアップ(起業まもない)企業は健康・医療系の「ヘルステック」企業を対象にするのが今回の大きな特徴だ。(写真は神戸医療産業都市の様子=資料)

 神戸市の多名部重則・新産業本部新産業課長は「これまではシリコンバレーでの500スタートアップスが実施していたプログラムを、原則としてそのまま神戸でも実施していたが、初めて神戸の特徴を生かせるプログラムになるようアレンジを加えた」という。「355社、1万1000人の勤務者が集積する神戸医療産業都市はイノベーションのリソース(資源)が豊富な分野」と説明する。

 神戸市と500スタートアップスの連携は、15年に多名部氏と久元喜造市長が500スタートアップスを訪問したのがきっかけ。500スタートアップスは当初、自社ブランドの毀損などに警戒感を持ちながら日本に進出してきた面もあった。だが3年間の神戸市との協業で「両者の間に信頼感が醸成されたことから、神戸独自のプログラムにも共同で取り組めるようになってきた」(多名部氏)という。

 従来同様に神戸から世界で活躍する企業の輩出をねらうが、神戸医療産業都市では、独化学・医薬品大手バイエルや、独製薬大手ベーリンガーインゲルハイムのベンチャー支援拠点があるほか、神戸市も2020年に完成する実験室付ビル「クリエイティブラボ神戸」への入居を優遇する予定。このため多名部氏は「結果として神戸に拠点を構える企業は、従来の参加者より増えるのではないか」とみている。

 8月5日にオンライン説明会を開催し、8月31日に応募を締め切る。書類審査や面談で選考。約20社を採用する。採用するスタートアップ企業は、11〜12月のうち約6週を使ったプログラムで、事業モデルの明確化やプレゼンテーションの練習など、投融資を受けやすくなるための支援活動をする。金融機関や投資家などを対象にした事業説明会「デモデイ」は12月16日を予定している。

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