フジッコの4〜6月期、純利益16%減 増収も外注費やエネルギー費など増加で
- 2019/07/29
- 17:24
フジッコが29日発表した2019年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比16%減の6億8000万円だった。豆製品や総菜製品「おばんざい小鉢」シリーズの好調などで増収だったが、外注費やエネルギー費用がかさんだのに加え、減価償却費も増えて利益を圧迫した。6月から全商品の平均で5%程度の値上げを実施したが、値上げ前の4〜5月を含むこともあり、補いきれなかった。
売上高は1%増の155億円、営業利益は11%減の9億3600万円だった。分野別でみると、最も販売が伸びたのは豆製品で、前年同期比5%増の32億円だった。総菜製品と昆布製品が微増。半面、ヨーグルト製品は「カスピ海ヨーグルト」こそ好調だったが一部のサプリメントが伸び悩み微減、デザート製品も前年比減だった。
20年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比9%減の38億円になる見通し。同社では「4〜6月期の業績は、当初の計画に比べて若干遅れているが、昆布製品や豆製品に加え、伸び悩んだ総菜製品の一角を立て直すことで挽回する」(経営推進部)としている。
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