AIチャットボットで消防団員から災害情報収拾 8月4日に神戸で実証訓練

20190726防災チャットボットイメージ

 神戸市は26日、AI(人工知能)を使った自動応答プログラム「チャットボット」で、災害時に消防団員から情報収拾する実証訓練を8月4日に実施すると発表した。災害発生直後にスマートフォン(スマホ)アプリのLINE(ライン)を通じて、自動的に消防団員向けに情報提供を呼びかける。集まった情報を地図上に表示するなど集計して、災害初期の状況把握などに役立てる。(写真は防災チャットボット使用時の画面イメージ=神戸市の発表資料より)

 政府が6月に設立した「AI防災協議会」の取り組みの一環。神戸市は2018年度からLINEと共同で、内閣府戦略的イノベーション想像プログラム(SIP)が研究開発している「防災チャットボット」の活用を進めてきた経緯もあり、同協議会に参加している。AI防災協議会の活動としては、今回が最初の実証訓練になる。

 一般に災害は規模が大きくなるほど、全体の把握に時間がかかる。だが市域に分散する消防団員に周囲の人的被害の有無や火災の状況などを確認することで、どこにどういった被害が出ているか早期に把握しやすくなる。消防団員に限定して情報収拾することで、情報の質も確保できる公算だ。一方で、活動中の消防団員に危険が迫っていると災害対策本部などが判断すれば、一斉に退避の指示を出すこともできる。

 8月4日の訓練では地震を想定し、消防団員が周辺状況を防災チャットボットに向けてLINEのメッセージや画像を送信。AIが情報を解析して地図上に表示する。特に問題がなければ、神戸市は台風シーズンの9月にも本格運用に進みたい考えた。最終的には市内の消防団員の約4分の1である1000人程度が、情報提供者になると見込んでいる。

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