井戸兵庫知事、参院選・兵庫選挙区「ここまで維新の風が」「びっくりした」

20190722井戸兵庫知事

 兵庫県の井戸敏三知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は22日の定例記者会見で、21日に投開票した参院選の兵庫選挙区での結果について「大阪府知事と市長の入れ替え選や統一地方選、また堺市長選などで維新への風が否定できない状況だった」としながらも、「ここまで維新の風が吹いているとは想像できなかったので、大変びっくりした」と述べ、結果には意外感があったことを表明した。同選挙区では維新の清水貴之氏が、2位の高橋光男氏に約7万票の差を付けてトップ当選。NHKなどが投票締め切り直後に当選確実を報じるなど、清水氏の優勢が目立っていた。

 井戸氏は出口調査の結果から、自民支持者のうち2割程度が維新の清水氏に流れていることを指摘。自民候補が自民支持者の6割程度しか票を獲得できておらず「投票行動の多元化のようなものが今回の結果につながったのではないか」との見方を示した。ただ、「維新の支持者がどういった層なのか分からない」と述べ、詳細な分析が必要と強調。維新は大阪府と大阪市の二重行政をなくす取り組みとして大阪都構想を進めているが、「兵庫都構想を期待されているとは、とても思えない」といい、党としての自民への批判票が維新に向かった可能性にも言及した。

 投票率が48.60%と過去2番目の低さだったことについては、「前回(2016年の参院選)に比べて5%の低下は大きい」との見方を示した。「統一地方選挙のあとの選挙疲れもあったかもしれないが、投票は民主主義の担い手としての基本的な行動なので、せめて5割以上は期待をしたかった」「この点については残念な結果だった」と語った。

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