川重、モトクロス専用バイク「KX250」をフルモデルチェンジ 新型エンジン搭載
- 2019/07/21
- 18:21
川崎重工業はモトクロスレース専用のオートバイ「KX250」をフルモデルチェンジした。国内販社のカワサキモータースジャパンが8月1日に発売する。最高出力を従来に比べて2.4キロワット高めた新型エンジンの搭載で、より高い走行性能が発揮できる。
最上位機種のKX450と同様に、エンジンには新機構「フィンガーフォロワーロッカーアーム」を搭載して出力を高めた。排気量はレースの規格に合わせて249立方センチメートル(cc)だが、ピストンの内径と移動幅の比率を見直したうえ、吸気バルブも大きくしたことで特に高回転域で出力が向上したという。
モトクロスは起伏に富んだ未舗装の周回コースでスピードを競う。オートバイのクロスカントリーに例えられることもある。前輪とハンドルをつなぐフロントフォークにも直径の大きなスプリング(ばね)を新たに採用したほか、フレームのアルミニウムも剛性のバランスを最適化。さらにスムーズな走行に向けて新技術を投入している。
カラーはライムグリーンの1色。全米選手権の1つであるAMAスーパークロスで、450クラス、250クラスともに現在トップを走るカワサキのチームカラーだ。メーカー希望小売価格は8%の消費税込みで79万3800円とした。年間予定販売数は50台。同機種は灯火類などを一切搭載しないなどレース仕様になっているため、一般の交通がある場所では走行できない。ナンバープレートの取得も不可能だ。
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