大西神戸税関長「テロ対策は引き続き緊張感を持って」 就任記者会見
- 2019/07/19
- 14:32
13日付で就任した大西靖・神戸税関長は19日、就任に伴って記者会見した。9月にはラグビー・ワールドカップ日本大会が始まるほか、10月には岡山市で20カ国(G20)保健相会合が開かれるなど引き続神戸同税関の管内で国際的な行事が続くことから、大西氏は「G20大阪サミット(首脳会議)は無事に終わったが、テロ対策は引き続き緊張感を持って取り組んでいく」と強調した。一方で、「神戸税関は開かれた税関、親しまれる税関を目指していると承知している」とも述べ、神戸税関の庁舎見学会などは引き続き積極的に開催する方針を示した。
貿易の円滑化などについては「貿易、物流、移動をめぐる環境は変化しており、そうした変化に乗り遅れないように、関係機関との連携を強化したい」という。加えて大西氏も「貿易物流の関係者と積極的に意見交換していきたい」と意欲を語った。
神戸空港を運営する関西エアポート神戸がプライベートジェットの発着回数の増加を目指しているほか、同空港では国際線の就航の検討が始まる。神戸空港での税関機能の常設が求められる公算だが、「経済活性化に向けて、できるだけ地元の要望には答えたい」と話していた。
辞令の発令を受けて16日に神戸に入った。汽笛が聞こえる場所での仕事が始まり、「港町を実感している」という。神戸税関は兵庫県に加え、山口県を除く中国地方と四国地方の合計9県を管轄。合計7135キロメートルと、9カ所ある全国の税関の中で最も長い海岸線を担当している。
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