神戸港の利用促す海外セミナー、ヤンゴンで25日に初開催 例年通り上海でも

20190718神戸港コンテナT

 神戸市は、海外荷主に神戸港の利用を促す「神戸港セミナー」について、2019年は中国の上海と、ミャンマー最大の都市であるヤンゴンで開催すると発表した。ヤンゴンで神戸港セミナーを開催するのは初めて。海外に拠点を設ける日本企業など、ミャンマーから日本に向けて製品の輸出を想定している荷主などに神戸港を売り込み、神戸港の取り扱い貨物の増加や新規航路の誘致をめざす。(写真は神戸港のコンテナターミナル=資料)

 神戸港セミナーはこのところ、上海のほかに東南アジアの都市を1つ選んで年に2カ所で開催している。昨年は上海とベトナムのホーチミンで開いた。今年は例年の上海に加え、従来のヤンゴン港では停泊できなかった大型船舶も着岸できるティラワ港の整備をティラワ経済特区と一体的に進め、日系企業の進出も増えているヤンゴンに着目。日本に製品などを輸出する際に、神戸便を利用するメリットなどを紹介する。

 ヤンゴンでの神戸港セミナーは25日を予定。まず神戸市港湾局から神戸港について説明する。国内航路網や道路網が充実している神戸港の活用で、日本に輸出した製品を日本国内に効率的に展開できることなどを強調。さらに米国へ輸出する際の積み替え港としても活用できるなどの特徴を説明する計画だ。加えて現地のターミナル運営会社、コンテナ輸送のオーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)の現地担当者たが講演する。日系企業の担当者ら約50人が出席する予定だ。

 上海での神戸港セミナーは30日。神戸市港湾局による神戸港の紹介に加え、神戸・大阪と上海を結ぶ国際定期航路「新鑑真(しんがんじん)」を運航する日中国際フェリー(大阪市西区)と、日本貿易振興機構(ジェトロ)上海事務所の担当者が講演する予定だ。コンテナ取り扱い個数が1995年の阪神淡路大震災前を上回り、貨物の取扱量が過去最高を更新する神戸港のさらなる港勢拡大をねらう。


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