兵庫県、2年8カ月ぶり30年債の利回り0.446% 100億円・機関投資家向け

 兵庫県は18日、30年物の公募地方債「兵庫県第4回30年公募公債」の発行条件を決めた。表面利率は0.446%、発行価格は100円(応募者利回りは0.446%)、発行額は100億円とした。30年物国債第63回債(2019年6月20日償還)に対する上乗せ幅(スプレッド)は0.08%になった。

 29日に発行し、2049年6月18日に全額を一括償還する。利払い日は毎年6月20日と12月20日。機関投資家向けに販売し、SMBC日興証券(事務)、野村証券、BNPパリバ証券の3社が共同で主幹事を務めた。

 兵庫県が満期一括償還の30年債を発行するのは2016年11月30日以来およそ2年8カ月ぶり。市場金利の低下による資金運用の需要増などを受けて、スプレッドも当時の0.13%から縮小した。今回の主幹事は0.08%、0.09%と2本のスプレッドを提示して投資家の需要調査を始めたもようだが、0.08%に決まったことで引き続き地方債への堅調な需要がうかがえる。

 午前9時37分に募集を開始。主幹事が完売を確認した後、値引き販売がなかったことを確認する「均一価格リリース」を午前9時39分に宣言した。現在は流通市場での取引に移行し、自由な価格で売買できる。

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