国光gumi会長「VRやブロックチェーンが今後のパラダイム」 株価ぼやく一幕も

20190712国光gumi会長

 東証1部上場でスマートフォン(スマホ)向けゲーム開発などを手がけるgumiの国光宏尚会長は11日、神戸市内で開催したIT経営者らの交流会「インフィニティ・ベンチャーズ・サミット」で講演し、「AR(拡張現実)やVR(仮想現実)、加えてデータが自動的に集まるためのインセンティブ(報酬)としてのブロックチェーン」について「今後10年間の新たなパラダイム(思考の枠組み)になってくるのではないか」との見方を示した。

 国光氏は、2007年に米アップルのスマホ「iPhone」が発売されてから10年が経過し、「おいしいところは最初にやった人に取られてしまった」と指摘。このためスマホを中心にサービスを組み立てると成功する、といった時代は終わったという。代わりに「小さなスマホの画面ではなく、目とネットが直接つながる世界」が現れた。それを支える技術としてのARやVR、周辺事業としてのブロックチェーンやクラウドAI(人工知能)などの事業を制することが、ビジネスの成功につながると強調した。

 gumiは傘下にベンチャーキャピタル「gumi ventures」(グミベンチャーズ)を抱え、関連する技術やサービスに投資するファンドを設定。国光氏が中心になって進めている投資はいずれも順調という。事業が成功するために「圧倒的に重要なのはマーケット」と説き、今後拡大する市場であるAR、VR、ブロックチェーンなどの分野で投資を加速する意向を示唆した。

 一方で国光氏が「これだけいろいろやっているのに、新規事業は何を発表しても株価が上がらない」と、ぼやく一幕もあった。gumiは2014年12月に新規上場し、3300円の初値を付けた後に急落。16年2月には427円まで下落した経緯がある。もっとも、「当時はご迷惑をおかけしたが、(時価総額が)1000億円まで戻ったら、『近視眼的すぎる』と日本の投資家には物申したい」と意気軒昂だった。

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