(動画)桂あやめさん、新開地「マダムがお茶する店も増えて」 喜楽館1周年で



 「これからはマダムたちがお茶したくなる店も、どんどん増えていってほしい」。こう話すのは、11日に1周年を迎えた寄席「神戸新開地・喜楽館」(神戸市兵庫区)の周辺地域で子供時代を過ごした落語家の桂あやめさんだ。ちょっと一杯の店が多く「おっさんの街」(桂あやめさん)と思われていた新開地に喜楽館ができたことで、早くも「客層」に変化が表れている。喜楽館の館長を務める新開地まちづくりNPO(神戸市兵庫区)の高四代理事長も、神戸経済ニュースの取材に「着物を着た女性が増えた」と喜楽館効果を語った。

 喜楽館ではこの日、開館1周年を祝う特別公演を開催した。喜楽館の玄関で開場前に鏡開きでにぎわったほか、記念の口上に上方落語協会の笑福亭仁智会長、桂米団治副会長、理事の桂小枝さんと林家染二さんに加え、地元出身の落語家として桂あやめさんが出演した。仁智会長は猛暑だった昨年7月11日の開館日を振り返り、「1年もつかと心配したが、お客さんに支えられた」と会場の笑いを誘った。

 米団治副会長は、先行事例である天満天神繁昌亭(大阪市北区)を例に挙げ「オープンから3年がたったとき、(隣接する)天神橋筋商店街の人通りがすごく多くなった」という。2年目に入る喜楽館は「この1年が勝負」とみるが、名誉館長を務める大看板、桂文枝さんが出演する13〜19日の公演は、すでに16日以外すべて売り切れた。いまのところは順調のようだ。

 さらに、この日から「喜楽館オリジナルグッズ」も発売した。8回の来場で次の1回を無料にする御朱印帳にあやかった「御笑印帳」(税込み100円)のほか、手ぬぐい(同1000円)やシールセット(500円)、ポストカード(3枚セット、300円)、「喜楽飴」(200円)と、来館の記念になりそうなグッズを制作。来館客の帰宅後に、家族やご近所さんへの波及効果もめざす。(動画に鏡開き、口上、オリジナルグッズ販売の様子)


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