地元有力企業のトップら集まり、起業家ら討論 三宮に「fabbit」開業で式典

20190705fabbitディスカッション

 神戸市中央区の都心、三宮地区に5日開業した共有オフィス「fabbit(ファビット)神戸三宮」の開業式典が同日午前に開かれた。式典には兵庫県の井戸敏三知事、神戸市の久元喜造市長に加え、神戸商工会議所の会頭を務めるシスメックスの家次恒会長兼社長、みなと銀行(神戸市中央区)の服部博明頭取、神戸新聞社(神戸市中央区)の高士薫会長ら、神戸の地元有力企業のトップも集まり、新たなスタートアップ(起業まもない企業)の拠点施設の誕生に期待した。

 あいさつした共有オフィスを展開するfabbit(東京都千代田区)の田中保成社長は、「スタートアップの成長には地場の有力企業のサポートが不可欠。本日お越し下さったみなさんと、うまくマッチングできるよう尽くしていきたい」と話した。fabbit神戸三宮を開設した塩屋土地(神戸市垂水区)の井植敏彰社長は「『もうかりそうな』コミュニティを醸成していくと同時に、ここに来れば何かがあるよと言ってもらえるようなイベントも開催していきたい」と運営に意欲を見せた。

 fabbitの田中氏が海外への架け橋をめざしていることに触れたのを受け、祝辞を述べた神戸市の久元市長は「(神戸空港で)国際定期便の就航も射程に入り、神戸が世界に直接つながり、神戸でビジネスを始めた人が世界につながる環境がこれから大きく広がっていく」と、新たな拠点に期待した。兵庫県の井戸知事は「山田錦や神戸ビーフのような純粋培養もよいが、異文化がぶつかり合って新しいものが生まれることに期待したい」と交流拠点としての期待を語った。

 続いて奥田浩美ウィズグループ代表取締役が「神戸起業家の魅力と可能性」をテーマに講演。さらに奥田氏とボードウォーク・キャピタルの那珂通雅社長に加え、Trustetのファリザ・アビドバCEO、Momoの大津真人代表取締役、KURASERUの川原大樹CEO、ACALLの長沼斉寿代表取締役らスタートアップ各社の代表者らが討論会を開催した。(写真)

 式典と講演、討論会には経営者らのほか、兵庫県・神戸市の職員、事前に申し込んだ一般の参加者も含め100人超が集まった。fabbitは2000年に大阪市福島区で創業。展開する共有オフィスは神戸三宮で国内は21店舗になる。このほか海外では建設中を含め22店舗を展開する。兵庫県と神戸市はIT(情報技術)関連企業の集積をめざし、共有オフィス(コワーキングオフィス)の施設整備費などに補助金を支給している。

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