「日本の不動産は安定している」フレイザーズのレオン氏、コトノハコ神戸を保有

20190704フレイザーズのレオン氏

 4日に新装開業した商業施設「コトノハコ神戸」(神戸市中央区)など複合施設を保有する不動産投資信託(REIT)「フレイザーズホスピタリティトラスト」のジェイソン・レオン投資運用部長(写真)は、同施設の開業式典後に記者団の取材に応じた。日本の不動産市場について「安定している」との見方を示す一方、これまでの同施設に関しては地元の需要をとらえていなかったとの見方を示した。ホテルとの複合施設であることを勘案し、今後は旅行者と地元住民との両面の需要を取り込みたい意向を語った。

 フレイザーズホスピタリティトラストは、シンガポールの不動産開発大手フレイザーズ傘下のREIT。シンガポール取引所に上場する。記者との主なやり取りは以下の通り。

--日本の不動産市場をどうみるか。

「日本の不動産市場は安定しているので、シンガポールの不動産業界の間でも人気があると思う。近年は日本政府が主導して、観光を中心とした海外向けのアピールも目立ってきた。海外からの旅行者が魅力的な場所として注目しているのも不動産市況と関係しているだろう」

--この施設での課題は何だったのか。

「本来重視しているのは、投資物件が立地している場所の文化であったり、地元のマーケットをきちんと理解したうえで開発すること。それが、この物件では従来の課題だった。今後は地元のみなさまや、地元の経済に貢献できるような形で運営をがんばっていきたい」

--テナント誘致の方針は。

「いろんなことが体験してもらえるテナントが入ってもらえるのがベスト。そうした、われわれのビジョンに合致したテナントを探していくことが不可欠だ。一方で、地元の人のことを忘れることなく、みんなにとって魅力的な施設になるようなテナントを見つけていきたい」

--どのように他の商業施設と違いを発揮するのか。

「全世界の商業施設で来店客数や売上高の減少が起きている。その対策として『体験してもらう』というのを重視したい。AiiA 2.5 シアター神戸もそうだが、単に買い物するだけでなく、ここでしかできない体験を提供することを考えたい。それができるテナントを探していく」

--地元住民と旅行者のどちらをより重視するのか。

「(ANAクラウンプラザホテル神戸という)593室のホテルがあるのだから国内外の旅行者向けの商業施設という機能は欠かせないが、スーパーなども引き続き入居してもらって地元の住民の期待にも応えたい。旅行者と地元の両方の期待に応えられるよう、がんばっていきたい」

--売上高や来店客数の目標は

「開示していない」

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