神戸・三宮の路線価、6年連続上昇の490万円 市役所建て替えも影響

 国税庁は1日、相続税や贈与税などの算定基準にする路線価の2019年分(1月1日現在)を発表した。神戸市の最高地点は中央区三宮町1丁目(三宮センター街)で、前年比98万円上昇の1平方メートルあたり490万円だった。同地点の上昇は6年連続。同地点の値上がり率は25.0%と前年の同地点(22.5%値上がり)を上回り、引き続き全国でも有数の大幅な地価上昇になった。

 景気回復が続いたことでオフィス需要が高水準で推移したうえ、神戸市役所2・3号館の建て替えに伴い、同庁舎に入居していた神戸市の部局が周辺オフィスに移転しているのが、背景にある。このため民間企業が使用するオフィスの需要が逼迫しやすく、賃料相場の上昇が地価上昇を誘う流れが続いているとみられる。

 訪日外国人観光客の増加で大阪都心部や京都繁華街など先行して地価が上昇した地点でも、昨年より値上がり率が上昇した地点が目立った。こうした動きに神戸・三宮の地価も刺激を受けた面がありそうだ。一方で、三宮地区で大型のオフィスビルの供給は、2021年春の神戸阪急ビル東館(神戸市中央区)まで見当たらない。この時点まで神戸の都心地域でオフィスビルが地価をけん引する展開がありうる。

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