1〜3月期の兵庫県GDP横ばい 個人消費不振、設備投資が減少に転じる

20190628兵庫県1-3月GDP

 兵庫県が28日に発表した2019年1〜3月期の県内総生産(GDP、季節調整済み)は、物価変動の影響を除く実質(2011年基準)で18年10〜12月期との比較で横ばいだった。年率換算では0.1%の増加だった。構成比の約6割を占める個人消費は3四半期連続で減少と、不振ぶりが目立った。さらに民間企業の設備投資は17年10〜12月期以来5四半期ぶりに減少に転じた。一方、政府部門の支出や公共投資が増加。加えて海外も含む県外への移出入で、移入超過が縮小したのが支えになった。

 個人消費は前期比0.3%減少だった。18年4月〜19年3月の18年度でみても17年度比0.2%減だった。加えて民間企業の設備投資は1〜3月期に3.6%減、18年度では3.5%増になった。民間住宅投資は2.2%減と、18年10〜12月期の9.3%減に比べて減少率は縮小した。

 物価変動を考慮しない名目GDPは5兆3066億円と、前年同期に比べ0.1%増加した。

 全国統計では内閣府が10日に発表した19年1〜3月期の国内総生産(改定値、季節調整済み)が、実質値(2011年基準)で前期比0.6%増(年率換算で2.2%増)と、2四半期連続のプラスになった。

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