「アフリカ入門」に高い関心 JICA関西と神戸市、TICAD7関連行事

20190614シスメックス小林氏

 国際協力機構関西センター(JICA関西、神戸市中央区)と神戸市などは14日、横浜市で8月に開催する第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に関連して、日本とアフリカの経済面での結びつきを紹介する講演会「まるかじり!アフリカ入門」を神戸市内で開催し、高い関心を集めた。100人の定員で参加者を募集したところ、満席になった。国際貢献や海外でのビジネスに関心のある社会人や学生らが集まった。

 JICAの加藤隆一アフリカ部長は「アフリカ開発論」をテーマに講演。2060年にかけて人口増加による急速な経済成長が見込めることや、固定電話が普及しないまま携帯電話とりわけスマートフォンが普及している現状などを紹介。中国による支援は現地でおおむね歓迎されているが、中国が表明した通り、日本の3倍程度の金額での支援が実際に実行されているかは不透明であることも指摘した。

 医療用の検査機器大手であるシスメックスの小林英輔氏は、アフリカの広さもあって4地域に分けて事業を展開していることを紹介。北アフリカは結びつきが強いフランスの現地法人が管理。エジプトやリビアなどアラブ文化圏はドバイ、西・中央アフリカはガーナの現地法人、ボツワナやジンバブエといった南部アフリカは南アフリカの販売会社が、それぞれ担当しているという。人材不足や財政難などで医療はすみずみまで普及していないが、感染症の多い現地の需要などに沿った製品の投入を国際機関などと連携して進めていると説明した。(写真)

 このほか2018年度までにアフリカからの留学生を164人受け入れた神戸情報大学院大学の高田浩幸特命教授が、留学生と「アフリカと日本の違い」について話した。ガーナ産の原料を使った化粧品を製造販売するN yura konko(ンユラコンコ)の相川香菜社長は、「シアバターでガーナと日本をつなぐ」と題して講演した。

 司会はJICA関西の光畑梢氏と、エチオピア出身の神戸市職員であるハサン・ケデュール・エドリス氏が務めた。エドリス氏は自ら民族衣装を身につけて司会に臨んだほか、光畑氏らJICAのスタッフや講師の一部も、アフリカ各国の民族衣装を身につけて会場を盛り上げた。

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