神戸市、7月に三宮交差点の東で6車線に減少 三宮クロススクエアに向け社会実験

20190613配布資料

 神戸市と国交省の兵庫国道事務所は13日、三宮再開発で開設する駅前広場「三宮クロススクエア」の整備に向けた社会実験を7月1〜31日に実施すると発表した。三宮交差点〜中央区役所前交差点の約400メートルで最大10車線を6車線に減らす車線規制を実施。さらに三宮交差点では、JR三ノ宮駅南とそごう神戸店北の南北に道路を横断する横断歩道の設置をにらんで、信号が変わる間隔を変更する。社会実験で交通量や渋滞の長さが変化するかなどを調べる。(図は車線規制の計画=神戸市の配布資料より)

 三宮クロススクエアは、JR、阪神、阪急、ポートライナー、神戸市営地下鉄の西神・山手線、同海岸線と6つの駅を1つの駅のように便利に利用できるようにするため、ほぼ歩行者専用の広場を作って導線を確保するのが目的。同時に明るく広々とした景観も形成する。神戸市が進める三宮再開発の目玉の1つだ。

 現在は大きな交通量のある三宮交差点を車道でなくすため、神戸市は段階的な整備をする方針だ。今回の社会実験では2025年ごろに整備を目指す、6車線への車線減を実施。神戸市の久元喜造市長は13日に開いた定例記者会見で「シミュレーションでは、大きな渋滞は発生しないが、本当にシミュレーション通りになるか検証が必要」と説明した。30年ごろには3車線にまで車線を減らしたい考えという。

 今回の車線規制では、車両の誘導および歩行者の安全確保のため、帰省する場所では交通誘導員を配置する。自動車を通さず空いた車線を使った行事などは、特に予定していないという。久元氏は「今回の実験は車線を減少させて、車両の通行に支障がないか確認するのが大きな目的」と話した。

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