アシックス、TCFD提言に賛同表明 世界のスポーツメーカーで初・ESG対応

20180807アシックス本社

 アシックスは12日、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言に対して賛同を表明したと発表した。同社はこれまでも持続可能なスポーツ業界をめざす取り組みを進めてきたが、TCFDの提言に基づき、気候変動によるリスクと事業機会の両面について情報を積極的に開示する。ESG(環境・社会・ガバナンス)を重視する投資家層の広がりに対応する。(写真は神戸市中央区のアシックス本社=資料)

 TCFDの提言に賛同を表明するのは、世界のスポーツメーカーで初めて。賛同表明に続く具体的な動きとしては、すでに常設のリスクマネジメント委員会に加え、広田康人社長COOを委員長としたサステナビリティ委員会を新設。事業活動を通じて社会課題を解決する道を探り、アシックスのブランド価値向上などにつなげる。

 TCFDは主要国の金融当局などで構成する金融安定理事会(FSB)が2015年に設置した。提言では投資家が気候関連リスクを十分な情報に基づいて評価できるよう開示することを企業に求めている。アシックスは国内事業会社としては初めて、環境への配慮と社会課題の解決を目的とした普通社債「サステナビリティボンド 」を発行。企業の気候変動対策を評価する非営利団体「CDP」からは18年に、A~Dの4段階で2番目の「B」と評価された。

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