「コープこうべの宅配、アマゾンに負けるな」 通常総代会で井戸兵庫知事が激励

20190612コープこうべ通常総代会

 生活協同組合のコープこうべが12日午後に神戸市内で開いた通常総代会(株式会社の株主総会に相当、写真)では、来賓としてあいさつした兵庫県の井戸敏三知事が、コープこうべの宅配事業について「アマゾンに負けるな」と激励し、会場を沸かせた。井戸氏は日本でも普及が急速に進んでいるネット通販のアマゾンを引き合いに出し、「生鮮品を朝に注文すれば夕方に届くなど、買い物に行く必要がないほどだ」と利便性を評価したうえで、「だが包装は発泡スチロールも多い」と指摘。コープこうべには「きちんと家に届いて、環境にも配慮した宅配をぜひ充実させてほしい」と期待を語った。

 井戸氏は、最近のプラスチック廃棄物による海洋汚染への関心の高まりについて「レジ袋の削減や、ペットボトルのリサイクルには取り組んできたはずなのに、汚染の広がりを改めて思い知らされる」となげいた。一方で「組合員のみなさんには、さらなるご協力をお願いしたい」と呼びかけた。このほか来賓では神戸市の寺崎秀俊副市長もあいさつした。

 コープこうべの山口一史理事長はあいさつで、「最近の組合員活動の特徴は、組合員が組合員のために助け合う活動だけでなく、組合員によるすべての人のための活動が増えていること」と指摘。一般家庭で余った食品を集めて寄付に活用するフードドライブのほか、災害援助活動などを例に挙げた。そのうえで提唱者である経済学者の野尻武敏の名前を引きながら「権利だけを主張する『要求民主主義』から、責任をともにする『参加民主主義』への変化を実現していく大きな力になるのではないか」と話していた。

 総代会では2019年3月期の決算と20年3月期の事業計画、理事の選任、地域コープ委員会規約の変更と、全議案を承認した。書面による議決権行使なども含め906人の総代が出席。出席率は97.5%だった。

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