王子動物園「空前のうんちブーム」乗れるか 応援隊長にワタナベフラワー起用
- 2019/06/05
- 21:22
「うんちのうんちく」「うんちクイズ〜」といった短い曲をたくさん作りたい--。こう話すのは、神戸を拠点に活動するミュージシャン、ワタナベフラワーのボーカルを担当するクマガイタツロウさんだ。神戸市とワタナベフラワーは5日、ワタナベフラワーが神戸市立王子動物園(神戸市灘区)の「応援隊長」に就任する公民連携協定を結んだと発表。クマガイさんが神戸市役所で記者会見した。「空前のうんちブーム」(クマガイさん)に乗って、王子動物園から”におい立つ魅力”をアピールする。(写真は象のふんの標本を持ち、記者会見で話すクマガイさん)
「うんこ漢字ドリル」が2017年の発売後すぐに100万部を突破したのに始まり、横浜市西区には今春「うんこミュージアム」がオープン。開業から80日の営業で入場者数が10万人に到達と、人気を集めている。世間でも、うんこ・うんちに関心が集まる中で、クマガイさんは「王子動物園は動物がいっぱい居るから、いっぱいうんちがある」ということに気づいてしまった。「しかも花木(久美子)副園長は、おしりをフク園長という異名を持つほどの、動物のうんちマニアだった」という出会いもあった。
たとえばパンダのうんちは通常、主食の竹の緑色がそのまま鮮明で、竹のにおいもする。フルーツを食べれば、それがそのまま出るそうだ。それに動物の健康状態の管理などにも、うんちの情報は欠かせない。「これまで知らなかった、へーっと思うことがたくさんあるので、それを歌にして発信できたらええかな……」とクマガイさん。前日も花木副園長から講義を受けたが「まだ入門編」といい、今後も動物のうんちに関する勉強を続けていく。
王子動物園は年間100万人の来場者がある神戸市内でも有数の観光地。だが少子化などの影響もあって、最近は来場者数も頭打ちになっている。「動物を通じた地球規模の環境教育なども大事な動物園の役割」(上山裕之園長)ということもあり、活性化の必要性を感じていたという。そこで、かねて王子動物園のファンで、公式テーマソング「ずーっといっしょ」を制作したワタナベーフラワーを応援隊長に起用した。クマガイさんは「子供のころに行った動物園とは別の感動があるので、改めて王子動物園に行っていただきたい」と、大人にも動物園を楽しんでほしいと呼びかける。
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