神戸新交通、駅ホームに係員配置など監視強化 横浜シーサイドライン逆走で

20190603ポートライナー

 神戸新交通(神戸市中央区)は3日、無人の自動運転を実施しているポートライナーと六甲ライナーで、車両の特別点検と運転監視の強化などを実施すると発表した。横浜市の新交通システム「シーサイドライン」の新杉田駅(横浜市磯子区)で無人運転の車両が逆走して車止めに衝突し、負傷者が発生した事故を受けての緊急対応としている。

 ポートライナーと六甲ライナーは通常、司令所で運行状態を監視しているが、線路の終端で車止めを設置しているポートライナーの三宮駅、神戸空港駅、六甲ライナーの住吉駅では特に電車の出発をより注意深く確認。車両が逆方向に動き出した場合は緊急停止する。

 さらに3日午後から当面、乗客が多い午前7時〜午後7時には三宮駅、神戸空港駅、住吉駅に係員を配置。逆方向に車両が動き出した場合は、その場で緊急停止の動作に入る。このほか車両に搭載している自動運転用の機器を、全車両で特別に点検する。特別点検はポートライナーで5日までに、六甲ライナーで6日までに終える予定だ。

 ポートライナーと六甲ライナーの信号・通信システムは神戸製鋼所が製造した。シーサイドラインも1989年の開業当初は、神戸製鋼所が信号・通信システムを担当したが、現在は別のメーカーのシステムに置き換わっている。

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