久元神戸市長、新長田合同庁舎「成功例として発信したい」 7月6日に完成式典 

20190528県市連絡会議2

 神戸市の久元喜造市長(写真左)は28日午後に兵庫県公館(神戸市中央区)で開いた兵庫県との連絡会議であいさつし、新長田地区にオープンする兵庫県と神戸市の合同庁舎について「1つの大きな成功例として県市共同で発信できれば大変ありがたい」と述べ、1995年の阪神淡路大震災で被害が大きかった同地区の本格的なにぎわいの回復に期待感を表した。新庁舎に移る合計1050人の兵庫県、神戸市の職員が「新長田、長田を活性化する役割を1人1人が、はたしていただければ」と語った。

 これまでの新長田での施策について久元氏は、「神戸市の情報発信が不十分だったために、震災復興のいわば問題点がここにあるという形で、引用されたり、紹介されることがあったことは大変残念なことだった」と振り返った。ただ兵庫県の協力によって合同庁舎が「7月6日に完成式典を迎えられるというのが大変ありがたく、これまでの評価を変えることにつながる」と述べ、用件のある来庁者なども含めた街のにぎわいに期待した。

 そのうえで久元氏は、合同庁舎の開業をきっかけに「(国道2号線を横断する)地下通路地の思い切ったリニューアルもまもなく完成」すると説明。さらに「最終的な地元合意ができていない」としながらも、「新長田駅の南側にロータリーを整備し、バスの発着ができるようにする」との計画を示した。続けて「合同庁舎の北側のさら地に、兵庫県立総合衛生学院の移転を検討していただくということで、これも大変ありがたい」と話していた。

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