井戸兵庫知事「積極的に投資できる環境が整いつつある」 富岳「別の名で応募」
- 2019/05/28
- 19:06
兵庫県の井戸敏三知事は28日午後に開いた兵庫県と神戸市の連絡会議であいさつし、阪神淡路大震災からまもなく25年になり「ようやく(復旧・復興以外の)他の分野への積極的な投資ができる環境が整いつつある」との見方を示した。神戸市が主導する三宮の再開発に加え、兵庫県も県庁の再開発に着手。さらに「これまで規制が揺るぎもしなかった関西3空港も、十分とは言えないかもしれないが穴が空いた」と指摘した。(写真は会議で井戸氏があいさつする様子)
さらに井戸氏は2021年のワールドマスターズ関西大会や、神戸で開催する世界パラ陸上、25年の大阪・関西万博、30年ごろにも見込まれる北陸新幹線の新大阪乗り入れにも言及。「関西が注目されるようなプロジェクトが連続するので、この機会を私たちも活用しなくてはいけない」という。元号が令和に改まったこともあり、「それぞれ責任を持つことは責任を持つとともに、協力できるところはしっかり協力して、新しい時代を歩んでいきたい」と語った。
井戸氏は新しい時代に関連して、「京」の後継機として新たに設置するスーパーコンピューターの名称が「富岳」に決まったことにも触れ、「私は別の名前で2つ応募していたが、見事に外れてしまいました」と明かし、出席者らの笑いを誘っていた。
連絡会議は神戸市中央区の兵庫県公館で開催。兵庫県からは井戸氏のほか井戸氏のほか金沢一夫副知事、荒木一聡副知事や各部長ら25人が出席。神戸市は久元喜造市長のほか副市長、局長ら28人が出席した。三宮や元町の再開発のほか、神戸空港の今後に加え、神戸医療産業都市の推進など産業振興、神戸での国際的なスポーツ大会、阪神淡路大震災25年事業などについて意見を交換したという。会議は冒頭の井戸氏と久元氏のあいさつ以外は非公開とした。
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