神戸市の人口、川崎市を下回る 国内7位に順位下げる・5月1日時点

20190516神戸市と川崎市の人口

 神戸市は15日、5月1日現在で推計した人口が前月比2114人増の152万4749人になったと発表した。川崎市が前日発表した同市の人口である152万6630人を下回った。神戸市は4月まで、横浜市、大阪市、名古屋市、札幌市、福岡市に次いで人口第6位の都市だったが、1つ順位を落として国内7位になった。4月1日時点では神戸市が394人、上回っていた。

 神戸市は5月こそ流入によって増加したが、154万人を超えた2011年をピークに人口は減少傾向をたどっている。15年の国勢調査では福岡市の人口も下回り、3年程度で2つ順位を落とした。福岡市は九州各地や山口県などから人口が流入。川崎市は中原区武蔵小杉の工場跡地に、大規模なタワーマンションが建設ラッシュで、人口流入が加速している。

 もっとも現在は人口が増えている福岡市や川崎市も、少子高齢化で人口の増加がいつまで続くかは見通しづらい。福岡市の周辺都市では人口減少が目立ち、川崎市の人口変動はマンション市況に左右される可能性もある。一方、神戸市では阪神淡路大震災で長らく停滞した都心の再開発が具体化しつつあり、大阪湾岸道路西伸部も着工。神戸空港は国際化に向かう。

 4月に始まった外国人労働者の受け入れを中長期的に拡大するようなら、今後は定住する人口に加え、神戸を訪れる人の数「交流人口」もより流動的だ。人口は消費市場の規模や、自治体にとっての税収規模を推し量る指標といえるが、いずれの都市でも今後の人口変動は見極めにくい。目先の人口にとらわれず、歴史的な背景などにも根ざした都市経営が、より重要になりそうだ。

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