GセブンHDの今期、純利益10%増に 積極出店で増収効果を見込む
- 2019/05/13
- 21:45
G-7ホールディングスは13日、2020年3月期の連結純利益が前期比10%増の33億円になりそうだと発表した。不採算店の撤退が一巡し、既存店が前期実績を上回って推移する見通し。さらに積極出店で増収効果による増益をねらう。海外出店も計画する。年間配当金は前期比8円増配の86円(うち中間43円)にする計画だ。
売上高は14%増の1400億円、営業利益は6%増の53億円を見込む。今期は全業態の合計で国内35店舗、台湾に1店舗の出店を計画している。同日記者会見した金田達三社長は「さらにマレーシアに1店舗出店したいが、今期中にできるかどうか」と計画を明らかにした。東南アジアでの2輪車需要の高まりは、同社が加盟店を展開するカー用品店の商機とみる。
10月に予定されている消費税率の引き上げについて金田氏は、「業務スーパーは短い周期で購入する食品を扱うことから影響は軽微で、カー用品は駆け込み需要と増税後の買い控えがあるとみており、総じてみれば大きな影響はなさそう」との見方を示した。
同時に示した2019年3月期の連結決算は、純利益が前の期に比べ15%増の30億円だった。カー用品の「オートバックス・車関連事業」、食品を販売する「業務スーパー・こだわり食品事業」ともに既存店が前年実績を上回り好調だった。売上高は2%増の1225億円、営業利益は16%増の50億円になった。
- 関連記事
-
- さくらKCSの今期、純利益15%増に 企業の情報化投資が増加傾向 (2019/05/13)
- カルナバイオの1〜3月期、最終赤字2億円 国内など創薬支援が伸びず (2019/05/13)
- GセブンHDの今期、純利益10%増に 積極出店で増収効果を見込む (2019/05/13)
- トーカロ株がストップ安 市場予想に反して今期減益予想、分割後安値 (2019/05/13)
- 神戸天然物化の今期、税引き益43%減に 増収も新本社取得で償却負担など (2019/05/13)
広告