アシックス、3D解析で歩く姿勢を数値化 デイサービスで活用

 アシックスは25日、NEC傘下のNECソリューションイノベーター(東京都江東区)と共同で歩く姿勢を測定して数値化する「NEC歩行姿勢測定システム」を開発したと発表した。最先端の3D(立体)解析技術を活用し、センサーに向かって歩くだけで歩く姿勢を測定できる。アシックスが運営するデイサービス施設などで、歩行訓練などに活用する計画だ。

 3Dセンサーに向かって6メートル歩くき、その間に「歩行速度」「歩幅」 「胸腰部の上下動」「足の上がり角度」など36項目を測定する。測定した数値を「歩く速さ」「ふらつき」「左右差」「身体の軸」「腕振り」「足の運び」の6つに分類し、アシックスが特許出願している独自の計算方法(アルゴリズム)で「歩行年齢」を算出する。

 関節の位置を示すマーカーなども不要で、従来の歩行姿勢を測定する際などに比べて手間がかからず、機材なども少なくて済む。アシックスは同社が神戸市西区や西宮市など兵庫県内5カ所で運営する機能訓練特化型デイサービス「トライアス」で、転倒せずに歩くためのトレーニングの一環として導入。このほかNECソリューションイノベーターはシステムを一般販売する。

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