スリランカの水道普及を支援 神戸市水道局で研修、13日に国際討論会

20190322千苅ダム

 国際協力機構(JICA)関西センター(神戸市中央区)は13日に、水道のアセットマネジメント(資産管理)に関する国際討論会を同センターで開催する。水道普及率が48.1%にとどまるスリランカの水道事業運営の効率化を支援する技術協力プロジェクトで、スリランカの水道担当者5人が9〜15日に神戸市水道局で受ける研修の一環だ。討論会には名古屋市上下水道局も参加し、経験やノウハウに関する議論を通じてスリランカの水道普及を支援する。

 討論会は京都大学経営管理大学院の藤木修特定教授が座長を務め、パネラーにはスリランカの国家上下水道公社の幹部と、神戸市と名古屋市の水道事業を担当する幹部職員が参加する予定だ。討論会の内容は主に、資産管理として管路の計画的な更新や、維持管理技術に関することが中心になる予定だ。効率的な管理を念頭に管路を設計し、質の高い水道事業を低コストで継続するための指針を探る。

 神戸市水道局は2015年、海外の政府関係者を日本に招いたJICAの「都市水道に関する研修」を受け入れた。このときスリランカの担当者が参加していたのが、スリランカと神戸市水道局が関わるきっかけになった。その後も、16年からは神戸市からスリランカに職員を派遣して現地の水道事情などを調査するなど、神戸市水道局とスリランカの間で交流が続いていたという。

 さらに18年には名古屋市上下水道局も参加してJICAの技術協力プロジェクトが始まった。今回の神戸での研修では神戸市が水道管の管理にGIS(地理情報システム)を導入した経緯や、料金制度設計に関する講義も実施。千苅ダム(神戸市北区、写真=神戸市提供)など神戸市内の水道施設の視察も予定している。幅広く技術やノウハウを紹介することで、スリランカでの水道普及に貢献する。

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