キムラタンの前期、最終赤字6億5400万円 販売苦戦で収益悪化
- 2019/05/12
- 16:50

ベビー・子供服のキムラタンが10日に発表した2019年3月期の連結決算は、最終損益が6億5400万円の赤字(前の期は4億6900万円の赤字)だった。台風など荒天も影響し、主力の子供服で販売が苦戦した。新生児向け製品のリニューアルに向けた棚卸資産の評価損1500万円と、アパレル事業の店舗設備で減損損失1300万円を特別損失に計上したのも響いた。
売上高は7%減の40億円、営業損益は6億2200万円の赤字(前の期は3億8700万円の赤字)になった。アパレル事業全体で売上高は約8%減少した。一方で在庫消化のため値引き販売が増え、アパレルの採算は悪化。加えて保育園事業とウエアラブルIoT事業の経費が純増になり、販管費は約3%膨らんだ。保育園事業では定員を確保した。
20年3月期の連結業績予想は、最終損益が500万円の黒字になる見通し。8月には新生児向けの日本製ブランド「愛情設計」の全面リニューアルを予定する。前期に買収したベビー用品の中西が通期で寄与することもあり、売上高は41%増の57億円、営業損益は3000万円の黒字を見込む。無配を継続する予定だ。
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