神戸空港、1日20便増枠と1時間延長で合意 国際線は中期で検討・3空港懇談会

20190511神戸空港

 大阪市内で11日午後に開いた関西3空港懇談会では、神戸空港の発着枠を1日あたり20便拡大して80便とし、運用時間を1時間延長して午後11時までにすることで合意した。神戸空港への国際線の就航については、中期的な検討課題にすることでも一致した。会合は、事務局を務めた関西経済連合会が取りまとめた案で決着し、関西国際空港の地元自治体として参加した和歌山県や堺市からも反対意見は出なかったという。会合は当初2時間の予定だったが、1時間強で終了した。(写真は神戸空港=資料)

 今回の会合では「関西3空港懇談会 取りまとめ」と題した文書を作成。2021年に開催する「ワールドマスターズゲームズ 2021関西」を見据えて同年ごろまでに取り組む課題として、神戸空港の発着枠拡大と運用時間の延長を盛り込んだ。神戸空港への国際線就航については、大阪・関西万博を開催する25年ごろまでに取り組む課題として「関西空港・伊丹空港を補完する観点から、国際化を含む空港機能のあり方等について関係機関との検討を行う」と記載した。

 会合で座長を務めた関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業会長)は会合終了後に記者会見し、今後の関西の航空需要の増加に対応するために「規制緩和に具体的に踏み出したということで意義があった」と強調した。そのうえで、今後も年1回をめどに、関西3空港懇談会を開催することでも合意したことも説明。今回はひとまず1日20便の発着枠の拡大としたが「状況の変化に応じてこれからも規制緩和を継続していく」と話した。

 会合終了後に記者団の取材に応じた兵庫県の井戸敏三知事は、運用時間の延長について「1時間でも大きい」と話し、利便性の向上を歓迎した。同時に取材に応じた神戸市の久元喜造市長は、神戸空港とJR三ノ宮駅や山陽新幹線の新神戸駅などとの「アクセス強化はできるだけ早く進める」との意向を述べた。神戸商工会議所の家次恒会頭(シスメックス会長兼社長)も「最終的に国際空港になれば利便性はものすごく高まる」と述べ、中長期的な運用規制の緩和継続に期待感を述べた。

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