トーカロの今期、純利益35%減 減収も5Gなど普及期控え生産能力増強

20190510トーカロ決算

 表面加工大手のトーカロは10日、2020年3月期の連結純利益が前期比35%減の35億円になりそうだと発表した。半導体や平面ディスプレー(FPD)市場では需要が調整局面に入り、半導体・液晶製造装置の需要が後退する影響を受ける。だが第5世代(5G)携帯通信やIoT(センサーや道具をネット接続する常時情報収集)などの普及期を控えて生産能力を増強。投資費用も膨らむ。

 売上高は9%減の360億円、営業利益は33%減の52億円になる見通し。主力事業である半導体・FPD製造装置用部品への加工は21%減の135億円、産業機械用部品への加工は12%減の36億円をそれぞれ見込む。鉄鋼用設備部品への加工やその他溶射加工、国内外の子会社はいずれも増収を予想している。

 年間配当計画は前期比5円減の25円(うち中間12円50銭)を予定する。

 同時に発表した2019年3月期の連結決算は、純利益が13%増の54億円だった。年前半にデータセンター向け半導体や、テレビ用大型FPDの設備投資が活発だった恩恵で、同分野向けの溶射加工がフル生産になったのが業績の支えになった。売上高は16%増の395億円、営業利益は9%増の77億円になった。

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