家次神商会頭、神戸空港「運用規制緩和は自然の方向性」 関西の航空需要増で

20190507家次神商会頭

 神戸商工会議所の家次恒会頭(シスメックス会長兼社長、写真)は7日の定例記者会見で、神戸空港について「運用規制の緩和は自然の方向性」と述べ、訪日客を中心に関西全体で増加している航空需要を神戸空港にも配分し、利用者の利便性を高めることの重要性を指摘した。ラグビーワールドカップ日本大会やワールドマスターズゲームズ2021関西などを開催する19〜21年の「ゴールデンスポーツイヤーズに続いて、2025年には大阪・関西万博があり、今後ますます航空需要は増える」との見方を示した。

 関西国際空港、大阪国際(伊丹)空港、神戸空港の関西3空港には大型機が発着できる滑走路が合計5本あるが、家次氏は「滑走路の数はまだ足りないのではないかと思っている」という。そうした中で、都心に近く利便性の高い神戸空港の運用制限は「ステップ・バイ・ステップで(段階をへて)かもしれませんが、緩和されていくと思っています」との展望を示した。

 関経連の松本正義会長は4月15日の定例記者会見で、神戸空港に1日10往復分の発着枠を追加し、稼働時間を午後11時まで1時間延長する案を軸に調整を進めていることを説明。これについて家次氏は「一歩前進という意味では歓迎している」としたうえで、「将来についてはステップ・バイ・ステップで考えていくのがいいのかなと思っている」述べ、時間がかかっても一段の運用規制緩和に踏み込むべきと主張した。

 さらに家次氏は「羽田空港に国際線が増えており、成田国際空港も新しい滑走路を作ろうかという動きがある」と東京の動きにも言及。海外でも空港の整備が進む中で、関西への航空アクセスについて将来の方向性を示す必要があるとしたうえで、海上空港で24時間稼働できる「神戸空港は非常に可能性があると思っている」と語った。

 一方で、国際定期便の就航については「神戸空港の機能をどう、うまく発揮させるかという観点から大事なイシュー(課題)だ」との見方を示した。「万博は神戸の近くの夢洲(大阪市此花区)でできるということもあり、いろんな意味で利便性を考えると、そのころにはそうなっておくべき」と話し、2025年までに神戸空港に国際定期便が就航するのが望ましいとの見方を示した。

 次回の関西3空港懇談会の日程については「まだ決まっていない」と説明した。

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