神戸製鋼、溶接現場を支援するアプリ 知識の共有で人手不足対策にも

20190506神戸製鋼の溶接アプリ

 神戸製鋼所は溶接の現場で必要な情報をスマートフォン(スマホ)で手軽に取得できるアプリ「KOBELCO WELDING アプリ」を開発した。4月25日にアンドロイドOS向けの配信を開始したのに続き、このほどiOS向けの配信も始めた。無料で配信している。同社の溶接総合カタログやパンフレットに加え、溶接用語の解説など溶接に関する幅広い情報を網羅し、現場での作業を支援する。(図はアイコンのイメージ=神戸製鋼提供)

 検索できる情報は、すべて神戸製鋼がホームページや機関誌などを通じで公開している情報だが、従来はパソコンの画面上で、ブラウザ(ホームページ閲覧ソフト)を立ち上げて見る必要があった。スマホのアプリにすることで、情報に簡単に近づくことができ、溶接の現場でもちょっとした疑問などを解消しながら仕事を進めることができる。さらに溶接に必要な材料の分量や、余熱の温度などを計算できる「便利ツール」も使える。

 製品の箱に印刷したQRコードを読み取ることで、製品情報を取得できるようにするなど、実物との連携も実施。YouTubeで開始した、溶接のテクニックや溶接材料の取り扱いなどを紹介する溶接講座にも接触しやすくした。機関誌「ぼうだより技術がいど」で人気のコーナー「溶接110番」や「用語解説」などの記事検索も簡単だ。ダウンロードサイトにリンクするQRコードも公開した。

 熟練工の引退が相次ぐ中で今後、溶接の現場でも人手不足が一段と深刻になると見込まれている。このため若手の技術者でも簡単に知識にアクセスできるようにすることで、これを少しでも補うのがねらい。情報を更新した際の通知や、イベントの告知などもアプリを通じて実施する計画。メーカーとして蓄積したノウハウや知識などを、より多くの技術者らと共有したい考えだ。

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