かもめんシールで出迎え「くちビルディング」体験も 078で神戸医療産業都市
- 2019/04/29
- 00:25
神戸医療産業都市を運営する神戸医療産業都市推進機構(神戸市中央区、本庶佑理事長)は、神戸市中央区で開催しているクロスメディアイベント「078」のエリア2(デザイン・クリエイティブセンター神戸=KIITO)に29日まで出展。推進機構の支援制度を使って、登録した地域住民がモニターなどを務めたヘルスケア分野の製品・サービス10件を紹介している。ブースを訪れた子供らには、神戸市中央区のキャラクター「かもめん」を起用した神戸医療産業都市のシールを配布する。
ヘルスケア分野とは休養・栄養・運動など市民生活に近く、健康に役立つ製品やサービス。推進機構では、同分野の製品・サービスの事業化に向けたアンケート調査やモニター試験に、「ヘルスケア開発市民サポーター」として登録した神戸市の住民らが協力する制度がある。これまで10件で同制度を活用した試験を実施しており、既に9件の試験が終了。このうち「フットケアインソールの効果検証と認知拡大支援」など2件は試験の評価も完了したことなどをパネルに展示した。
さらに078の出展者が共同で利用する体験コーナー「Agora(アゴラ)」では、ほ乳ビンの中身を吸う速さを競うことで、楽しく口の筋肉をきたえる「くちビルディング選手権」を28日に開催。大きく呼吸することで心身を活性化することを目的に、笑う体操とヨガの呼吸法を組み合わせた「笑いヨガ」の実演と体験は29日も実施する。
推進機構の佐藤岳幸クラスター推進センター長は、「医療や医療産業といえば病気になってから関係するものという印象が一般的だが、ヘルスケア分野は人間らしく生き続けるための研究として進められており、一部で成果も出ている」と説明。今回のねらいについては「神戸市民のみなさんに協力していただいた研究を紹介することを通じて、もっと神戸医療産業都市を身近に感じていただきたい」と話していた。
(写真は「かもめん」のシールを持つ推進機構の役職員=左から都市運営・広報課の走出絵美さん、佐藤クラスター推進センター長、サイエンス・コミュニケーターの井上千浩さん)
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