久元神戸市長「課題解決は市役所の喜び」 「まとまらなくも面白いことを」

20190427久元神戸市長

 神戸市の久元喜造市長(写真)は27日、クロスメディアイベント「078」の一環として神戸市内で開催した討論会に参加し、神戸市民がまとまるための発言を求められ「まとまらなくてもいいと思っているんですよ。それぞれが面白いと思うことをやったらいい」と述べ、多様性を受け入れることが神戸市の成長につながるとの見方を改めて強調した。「078がそうであるように、違う感性を持った人が互いに刺激しながら、何か共通の土俵みたいなものができてくるなら、それはそれで良いのではないか」と語った。

 行政が住民の方を向かないのは”課題を解決する”という、後ろ向きな言葉づかいや考え方がよくないのではないか、との指摘については「市役所の中で生きている人間は、日々遭遇(そうぐう)している課題を解決するのが『喜び』なのです」と説明。後ろ向きな姿勢ではないと反論した。「ただ、それは市役所の中の世界。違う『喜び』を持ち寄ることができれば、そこから何か新しい実験が始まるのではないか」と力説していた。

 そのうえで、神戸市だけでなく行政にはスピード感が欠けるとの指摘は多いが、「やはりスピード感と民主主義は矛盾する」という。ただ「神戸はみんなで助け合って、よみがえった街なので、どうやったら矛盾を解決することができるのかというモデルを提示するのは、神戸市にできることかもしれない」と話していた。

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