神戸で「都市生活」を楽しんで 「078」高浜岸壁で開会式
- 2019/04/27
- 12:03
クロスメディアイベント「078」が神戸市中央区の各会場で始まった。高浜岸壁で27日午前に開催した開会式では実行委員会の藤井信忠委員長(神戸大学准教授、写真中央)が「078」と呼びかけると、会場に集まった参加者が「神戸」と返して開会を宣言した。神戸市中央区の、みなとのもり公園、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO、旧神戸市立生糸検査所)、東遊園地、メリケンパーク、神戸ハーバーランド高浜岸壁、三宮センター街1丁目商店街の6カ所を会場に、幅広いジャンルの100種類を超す行事を29日まで展開する。
藤井氏はあいさつで、「すべての人が楽しめる街にするきっかけにということで始めた。3回目になったが、改めてこれ進めていきたい」と強調した。今回は全体のテーマとして「風穴」を設定。「今日からの3日間には『風穴ポイント』があると思うので、みなさん楽しんでほしい」と話した。
続いて神戸市の寺崎秀俊副市長が、名誉実行委員長である久元喜造市長の代理であいさつ。行事が多岐にわたることから「全ぼうを把握しきれていないが、分からないゴチャゴチャ感も含めて、あらゆる神戸の人が活躍できる3日間なのではないか」と078への期待感を述べた。「神戸市の人口は来月、川崎市に抜かれるのがほぼ確実になったが、神戸の魅力は尽きない。もっともっと掘り起こせると思う」と語った。
実行委の永吉一郎副委員長(神戸デジタル・ラボ社長)は全体を紹介。「ほぼ全てのイベントが無料で誰でも参加できる」「各ジャンル(分野)のプロがすべて手作りで開催していて、終わった後の掃除まで自分たちでしている」「若者、特に地元の学生たちが活動できることを最大限支援した」「以上のことを前提に神戸市の支援を受けている」と行事の特徴を説明した。
各会場では音楽、映画、食、ファッション、子供、アニメをITでつなぐ。今年は6会場のライブ映像を配信する。
- 関連記事
広告