世界パラ陸上 久元神戸市長「ありのままの神戸見ていただいた」 記者会見
- 2019/04/23
- 19:38
神戸市の久元喜造市長(写真の左から3人目)は、2021年9月に開催する世界パラ陸上の開催地に決まったことで記者会見し、「神戸市にとって大きな喜び」と述べた。20年の東京五輪・パラリンピックの翌年に日本で初めての開催することで「国際スポーツ都市『神戸』を世界に発信することができる」と説明した。一方で、神戸に選ばれた理由については、来日した国際オリンピック委員会の役員らに「ありのままの神戸を見ていただいた」と説明した。
久元氏は神戸市が開催地に選ばれた理由について、「東京の翌年に、ぜひ神戸で開催したいとの熱意が通じた」と話した。そのうえで「ユニバー記念競技場などの施設にも一定の評価を得た」と語った。一方、世界パラ陸上の準備を進める中で「障害者理解を促進し、バリアフリーも推進し、パラスポーツを進行することでインクルーシブ(包摂的)な街づくりにもつなげたい」と語った。
経済効果への期待について記者が質問すると、「経済効果があることは間違いないと思うが、(世界陸上競技選手権大会県大会=世界陸上)の直後に開催した(17年の)ロンドン大会ほどではないと思う」との見通しを示した。そのうえで「もちろん経済効果はあるが、そのこと以上に神戸で久しぶりに国際大会を開催することができるということを受け止め、障害者スポーツを通じて障害者にやさしい街についてみんなで考えることの方が、経済効果よりもはるかに意味がある」と強調した。
記者会見には久元氏に加え、日本パラ陸上競技連盟の会長をを務めるスポーツジャーナリストの増田明美さん、2004年のアテネパラリンピックで車いす陸上800メートルなどに出場した神戸市議会の山口由美議員、兵庫陸上競技協会の西川公明会長、アシックスの松下直樹取締役、現役の車いす陸上選手である小西恵子さんも出席した。
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