神戸市、2021年の世界パラ陸上開催地に決定 日本初開催、会場にユニバー競技場

 神戸市と国際パラリンピック委員会(IPC)は23日、2021年秋に開催する世界パラ陸上を神戸市で開催することに決まったと発表した。世界パラ陸上を日本で開催するのは初めてだ。メーンの会場は神戸市須磨区のユニバー記念競技場で、サブグラウンドも活用する。今後、正式に開催都市計画を結ぶ。大会期間は21年9月の10日間を予定する。

 神戸市は1月に、開催地として立候補を表明していた。20年には東京五輪・パラリンピックを開催し、21年5月には「ワールドマスターズゲームズ関西2021」を開催。国内の機運が高まったところで、改めて神戸からもスポーツの魅力を発信する。約100カ国から選手約1400人、役員約800人が参加する見込み。観客数は10万人程度を予想している。

 世界パラ陸上は、障害を持つ選手がトラック競技とフィールド競技を障害のクラスに応じて競う。2年に1度開催し、今年は11月にアラブ首長国連邦のドバイで開く。21年の大会は、24年に五輪・パラリンピックを控えるフランス・パリも立候補し、開催地を奪い合う構図になっていた。

 ユニバー記念競技場では1989年にフェスピック(極東・南太平洋身体障害者スポーツ大会)を開催したことから、既に一定のバリアフリー対応がある。さらに神戸市は2020年1〜3月に、老朽化したサブグラウンドのトラックの改修工事を予定している。

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